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十文字の絵
棟方志功胡須母寿花頌

胡須母寿花頌(こすもす かしょう)

当ビル1階の 『十文字』 を入ると、正面に1枚の絵があります。

ご存知の方も多いと思いますが、日本のゴッホと言われた
棟方志功画伯の作品です。

画題を 『胡須母寿花頌』 といいます。

棟方作品の中でも特徴的な作風で知られる、
円窓大首絵といわれるスタイルで描かれたものです。

もちろんコピーですよ。(色彩も本物とは少し違います)

「胡須母寿花頌」は、妻のチヤさんをモデルにしています。
この円窓大首絵の作品群は、チヤさんをモデルにしたものが
多いようです。
それだけ愛して、慕っていたのでしょう。

チヤさんが好きなコスモスをまわりに散りばめ、
そのコスモスの名に漢字の「母」「寿」をあてていますね。
彼女への感謝の表れでしょう。


棟方氏は、1970年に文化勲章を受賞しました。
その際、彼は 「半分はチヤのもの」 と言って妻への感謝を
言葉にしています。


チヤさんの支えなくして棟方志功は語れないとも言われています。
彼女の内助の功が、天才棟方を世に出したのかも知れません。

「私でなければこの人は支えられない」と思って結婚を決意した
というチヤさん。

不遇な時代も、世に認められてからも棟方を支え続けたのです。


彼は幼い頃に母を亡くしました。
女性像には母への思いと妻への感謝がこめられているのでしょう。


彼女の愛するコスモスの花をあしらい、とても柔らかな筆づかいで
彩色しています。

彼の特徴である、荒らしい野太い表現の板画とはまるで別世界です。

彼は女性に対して、「額(ひたい)にビャクゴウをつければ、どんな女性でも
立派な仏様になってしまう」 と言い続けていました。

この絵の妻の額にもビャクゴウを描いています。
まるで仏様のように慈しんでいるのが感じられます。


円窓大首絵チヤ

妻へ感謝!

『会席亭かくじゅう』と『大人の和食十文字』は女将(おかみ)で
支えられています。

1年間休まずに店で働いています。
チヤさんのように、ふくよかではありませんが、
おっとりして、優しく包むような女性です。

鮮魚店時代には、朝3時から夜遅くまで、店と家事と育児と
義母の介護を続けていました。

寝たきりの義母の介護は15年間も行っていました。

今でも、優しい表情といたわりの姿勢は変わることはありません。
ありがとう、妻へ感謝です。

author:清衛門, category:心のたより, 14:24
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