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旅人のユリが…
 高砂ゆりトップ使用
旅人のユリ

当店3階建ての店舗の横に、以前の旧店舗があります。
今は倉庫に使っている2階建ての建物です。
その屋上に、3年前から百合の花が咲いています。

名前を高砂百合と申します

葉が細く密集し、一般に売られている百合とは
だいぶ違います。

その名は、『高砂百合』 と言います。

原産地は台湾です。

台湾の固有種で、「タカサゴ」という名前の由来は、
沖縄方言などで台湾を指す言葉「タカサング」に
由来すると言われるからです。



原産地の台湾では「台湾百合」「高砂百合」と
呼ばれています。

高砂ゆり屋上


テッポウユリとよく似ていますので、日本では
葉が細く繁るので「ホソバテッポウユリ」と
呼ばれる場合もあります。


日本では園芸用に移入されたそうで、いわゆる帰化植物ですね。

野生化して全国に分布しています。



明るい原野や荒野で育つほど強く、海のそばから低地、高山帯に
至るまで広く分布しているそうです。


土地の開発などで分布が減少傾向ですが、とても強い品種で、
偶然できた空き地や荒地になった場所に突然出現することも
あるとのこと。



今朝の旧店舗屋上の写真です。

ただ、連作障害が出やすいと言われるので、一時的に根付きが
広がっても、数年後には姿を消す場合が多いようです。



種子がとても多く付き、種は新たな原野を求めて風に乗って
各地に飛んで行く。



辿り着いたその地で生育して一気に咲いて、数年経つと
また他の地へ旅立つように去ってゆく。


なんとロマンティックな花でしょうか。


高砂ゆりスジ
(高砂百合の特徴のうす紫色のスジ)



屋上には、花壇も土もありません。
でも、長年舞い上がった砂が少しずつ堆積した場所が
ありました。

そこに、雨がたまり、コケが生えて、雑草が芽吹き、
植物が生育する環境ができたのでしょう。


朝から夕方まで、ずっと太陽に照らされて、雨がいつ降るなど
何の保障もありません。

それでも少ない土の中で、球根を根付かせていたのですね。



数年後には、他の地へ旅立ってゆくと聞きます。

ボヘミアンなユリですね。

少し摘んで、店に飾りましょうか…。

高砂ゆり1
2012年8月21日 AM6:30撮影

author:清衛門, category:花のたより, 06:34
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